20世紀、わたしたちを、空想の世界へ駆り立てた一冊の本があった。
それは『彷徨える湖』という1冊である。
湖岸には、紀元前20世紀もの過去から楼蘭王国が存在した。シルクロードの天山南路とはこの楼蘭を繋ぐ道であった。
湖の水を失い忽然と砂の中に姿を消し、歴史の闇に葬り去られた。
楼蘭王国はいかに栄え、そして消滅したのか、その謎を追う本書は、あくまでもわたしの空想の産物である。少年時代から紡いできた、この地への冒険行の超仮説的結論がこの『楼蘭の黙示録』‐彷徨える湖と楼蘭は、いかに地上から消滅したのか。
という物語である。
著者 山田 徹
著作 山田 徹(やまだ てつ)
1955年生れ 京都芸術大学卒業 中央アジア・アフリカ特にアラル海、チャド湖、チベットのマナサロワール湖、 カザフスタンのバルハシ湖など辺境の水辺を旅する。地球上の「水を失う」という問題を研究している。次作『楼蘭の黙示録ー彷徨える湖と楼蘭は、いかに地上から消滅したのか』『アラル海の真珠』では、水を失う文明の悲劇を描いた。
著書に『彼方へ』小出版物に『消えた落款の謎』ほか。 建築家、クリエイティヴディレクターとしても活躍。日本国内外のラリーオーガナイザーとして著名。
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