彼方へ

 「アドベンチャーラリーの開催に捧げた、日本人の手記」 ボクはそこに、生涯をかけて「追い求めるなにか」のうしろ姿を見た。 あの日から三十年もの時間を費やしながら「追い求めるなにか」のうしろ姿をたびたび見えたものの、まだ指がかからない。

 そのうしろ姿は、きっと砂漠の陽炎のようなものなのか。 追うほどに遠ざかり、あざ笑うかのように、でもたしかに微笑みながら遥かな「彼方」に存在する。
 

著作 山田 徹(やまだ てつ) 
1955年生れ 京都芸術大学卒業 中央アジア・アフリカ特にアラル海、チャド湖、チベットのマナサロワール湖、 カザフスタンのバルハシ湖など辺境の水辺を旅する。地球上の「水を失う」という問題を研究している。次作『楼蘭の黙示録ー彷徨える湖と楼蘭は、いかに地上から消滅したのか』『アラル海の真珠』では、水を失う文明の悲劇を描いた。
著書に『彼方へ』小出版物に『消えた落款の謎』ほか。 建築家、クリエイティヴディレクターとしても活躍。日本国内外のラリーオーガナイザーとして著名。
  
  

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